特集　I．宿主と共生細菌の間の相互作用による免疫学的恒常性

• 自然リンパ球による腸管上皮細胞の糖鎖修飾の調節

  東京大学・医科学研究所　後藤義幸，ほか…299

• 腸内細菌発酵産物である酪酸による大腸制御性 T 細胞の分化誘導

  理化学研究所・統合生命医科学研究センター　大野博司…305

• プロバイオティクスの免疫制御作用

  （株）ヤクルト本社・中央研究所　松本　敏…312

• Foxp3＋ T 細胞による抗原特異的なIgAを介した腸内細菌制御

  理化学研究所・統合生命医科学研究センター　河本新平，ほか…318

• エピジェネティック制御因子Uhrf1による大腸制御性 T 細胞の恒常性制御

  慶應義塾大学・生化学　長谷耕二，ほか…323

特集　II．呼吸器ウイルス感染症と乳幼児喘鳴および気管支喘息

• ライノウィルスの種（species）によるウイルス複製能やサイトカイン産生能の違い

  埼玉医科大学・呼吸器内科　中込一之…328

• 喘息・喘鳴に関与する呼吸器ウイルスとサイトカイン産生

  国立感染症研究所・感染症疫学センター　木村博一，ほか…335

• 抗RSVモノクローナル抗体療法と気管支喘息

  獨協医科大学・小児科学　吉原重美…339

• 呼吸器ウイルス感染による気管支喘息とロイコトリエン拮抗薬

  東海大学・小児科学　加藤政彦，ほか…346

• 呼吸器ウイルス感染による気道リモデリングの機序

  和歌山県立医科大学・第 3 内科　市川朋宏…356

総説

• 接触性皮膚炎の発症機序Update

  京都大学・皮膚科学　本田哲也，ほか…362

話題

• 喘息のフェノタイプと肺機能および炎症所見との関連

  京都大学・呼吸器内科学　長崎忠雄，ほか…368

• ドーパミンの脳内報酬作用機構

  東京大学・疾患生命工学センター　飯野祐介，ほか…373

• 末梢組織におけるメモリーCD4陽性 T 細胞の役割

  イェール大学・免疫生物　飯島則文…380

解説

• アレルギー疾患関連遺伝子の総括

  理化学研究所・統合生命医科学研究センター　広田朝光，ほか…386

• 60S ribosomal protein L23a（RPL23A）分子は，関節炎惹起性 T 細胞の標的自己抗原の一つである

  京都大学・再生医科学研究所　伊藤能永，ほか…392

• TRAF5はIL-6シグナルを制御することでTH17分化を抑制する

  東北大学・免疫学　宗　孝紀…396